外来生物って?

外来生物は日本には生息していない生物

外来生物とは他地域から人の手によって持ち込まれた動植物です。
ハリネズミの分布はアフリカ(セネガル~サンビア)のサバンナです。
ハリネズミはペットとして人によって日本に運び込まれた外来生物なのです。
外来種として身近な例ではアメリカザリガニ、シロツメクサなどが挙げられます。

特定外来生物とは

ヨツユビハリネズミのみ飼育OK

外来生物法という、外来の動植物による在来種の駆逐(追い払うこと)、交雑による遺伝的汚染(在来種の独自性がなくなり、雑種が作られる)、農作物への被害、人の命や身体への被害を防ぎ、生態系を守ることを目的とした法律があります。この法律によって指定された動植物を特定外来生物といいます。
指定された動植物は、許可がなければ輸入や飼育、栽培ができません。また野外に放したり譲渡・販売することも禁止されています。
良く知られている特定外来生物にはアライグマやカミツキガメ、ブラックバスなどがいます。

現在、ヨツユビハリネズミ以外のハリネズミはすべて特定外来生物または未判定外来生物に指定されています。
つまり日本で飼育できるハリネズミはヨツユビハリネズミしかいないのです。

なぜヨツユビハリネズミは飼育OKなのか

なぜヨツユビハリネズミのみは飼育可能かというと、ヨツユビハリネズミは世界で一般的に流通していること、日本の冬を超えることができないことが理由に挙げられます。
日本の冬は厳しく、保温なしでは生きていけません、万が一野に放たれたとしても越冬できず、個体数が増えずに日本の生態系を壊すことはないと考えられています。
言い換えますと、ハリネズミが野に放たれたら生きていけません。

僕たちを捨てたり逃がさないでね

僕たちを捨てたり逃がさないでね

ヨツユビハリネズミ以外の動物は指定されていて、飼育に規制がかかっていると先ほど書きました。
しかし、ハリネズミの仲間であるマンシュウハリネズミ(アムールハリネズミ)、オオミミハリネズミがペットして規制なく飼育されていた時代があったのです。
しかし、捨てられたり脱走した結果、国内で定着して昆虫等を食べ、農作物にも被害が及んだ結果、特定外来生物に指定されてしまったのです。
神奈川県小田原市や静岡県の大室高原周辺では実際にマンシュウハリネズミが帰化し、定着しています。
これらは全て人が引き起こした結果なのです。

近い将来ヨツユビハリネズミも規制がかからないとは言い切れません。
ハリネズミを飼うということは命を預かることだけでなく、日本の生態系を守るといった責任があることを覚えておきましょう。
絶対にハリネズミを飼い切れないからと言って、野山に放すこと、脱走させることはしてはいけません。
今いるハリネズミのため、将来のハリネズミのため、無責任な飼育をしないようにしてください。